私たちは、40年以上にわたり、環境を「見つめること」「調べること」を生業としてきました。
お客様の多大なるご支援により、今日まで事業を継続することができました。
環境に対する社会の関心は年々高まる一方ですが、環境を「問題」の側面ばかり捉えるのではなく、「変化」を活かす視点で皆さまにご提案をしていきたいと考えています。
本年は、これまでにも増して、生産力、癒し力、循環力、浄化力、防御力などの「自然環境が持つ恩恵製造装置」を元気にすることに注力し、豊かな自然環境づくりを通じて、地域の発展に貢献できるように力を尽くす所存ですので、本年も、変わらぬご支援とご指導のほど、よろしくお願いいたします。
皆さまに益々ご繁栄がありますよう心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年の干支は未(ヒツジ)となりますが、生物分類的にはウシ目ウシ科ヒツジ属ヒツジ(Ovis aries)となります。
皆さんご存知のように、ヒツジは家畜として飼育され、その体毛は糸状に紡がれウールとなり、衣料品の材料として利用されています。また食用としても利用され、肉はジンギスカンとしてお馴染みのラム・マトン(生後1年未満をラム、それ以上をマトン)、乳はチーズやヨーグルトに加工されます。
ヒツジは視力、聴覚、嗅覚が優れた生き物です。親羊は子羊を聴覚と嗅覚を使い、見分けているとされています。
視力は遠くのものが良く見えるというほかに、周辺視野が広いということが特徴としてあげられます。草食動物全般に言える事なのですが、身を守る上で外敵をいち早く察知する必要があり、そのために視野が広いと考えます。
目が横向きに付いていることと(顔に対して目が真横についている)、瞳孔が水平になっていることにより、広い視野を実現させています。
2015年は、ヒツジのように広い視野を持ち、皆様からの要望に対し最適な解決法を提供できるよう、社員一同頑張りたいと思います。
環境事業部 小山康吉
【参考ホームページ等】
・麻布大学 学術展示 動物の目展-視る器官を学ぶ- 視野
http://www.azabu-u.ac.jp/academic_exhibition/animal_eye/list/animal_eye_00003.html
・つじもと眼科クリニック こどもeyeらんど 目の図鑑 動物の視野
http://www.tsujimoto-ganka.com/kids/zukan2.html
・Santen 目の情報ポータル アイケア・お役立ち情報:横長の瞳孔 ウマの目
https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/eyecare/wonders/horse_eye.jsp
・独立行政法人 科学技術振興機構 Science Window 2008年 9月号 特集:彼らは世界をどう見ているか
http://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw18/sp-003
・ギヨーム・デュプラ著/渡辺滋人訳(2014).「仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界」株式会社 創元社