自然環境部 陸域担当チーム
篠原 由香
新年、あけましておめでとうございます。
今回は、2024年前期 自然共生サイトに登録されたエコニクスの森林[もり][1] (以下、エコ森林)の季節の移り変わりについてご紹介いたします。
エコ森林は、常緑針葉樹と落葉広葉樹が混生している針広混交林であるため、四季により様子が大きく変化します。UAVを用いて自社で撮影した画像から、エコ森林の季節の移り変わりを紹介します。
初夏期は、緑一色ですがよく見ると、常緑針葉樹や多様な落葉広葉樹間に濃淡の違いがあったり、樹冠の質感の違いが確認できます。紅葉期は、色の違いから針広混交林であることがよくわかり(常緑針葉樹は緑葉、落葉広葉樹は紅葉や黄葉など) 、落葉広葉樹の樹種判別が容易になります。落葉期は、常緑針葉樹と白い樹皮・赤い樹冠のダケカンバの対比が際立ちます[2] 。初冬期は、左上には遊歩道、中央下には沢、雪上にはササが確認できるように、林内の様子がよくわかります。
「四季」とは言いますが、近年は地球温暖化の影響等で、北海道でも春や秋が短くなっている肌感覚があります。一方、森林では、4種類の四季だけではなく、季節の移り変わりの中で多様な様子を見ることができます。今後は、初春期の「春紅葉」の状況も撮影予定です。
弊社では、 UAVを活用した実績として、俯瞰的な画像・映像の取得、猛禽類を含む鳥類の営巣環境把握、海域における藻場の面積の把握等を実施しています。ご興味のある方は、ぜひご相談ください。
[1] 認定サイト一覧. https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/nintei/index.html
[2]エコ森林通信vol.26 空からエコニクスの森林を見てわかること. https://x.gd/qOsmN