BUSINESSエコニクスの仕事

エコニクスの仕事

動植物の保全

近年、乱獲や開発などにより多くの種が絶滅に瀕し、脆弱な生態系が消失しつつあります。絶滅のおそれのある野生生物の保全については、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種の指定などにより、その捕獲・譲渡等の規制や、保護増殖事業計画の策定による個体の繁殖の促進や生息・生育環境の保全などの事業が実施されています。
当社の考える動植物の保全は、社会活動に伴う自然環境の変化から、絶滅の危機に瀕した種やそれらの生息地・生育地を保全し、生態系を維持するための取り組みです。保全のためには、それらの種の生態情報、生息・生育状況や減少要因、保全技術等の知見を集積することが必要です。
開発プロジェクト等において環境影響評価を実施し、希少種の生息地・生育地に対する影響を最小限に抑えるための対策を検討して、ご提案します。
例えば、希少種生息地における保全区域の設定や、環境に配慮した建設技術の導入、また、地域住民や企業との協力を通じて、環境教育や啓発活動を行い、共に環境保全の意識を高めていくことも重要です。

生息状況の把握と個体数調査 【生態調査】

  • 希少種の生息・生育状況や個体数調査し現状を把握

生息・生育地の保全と管理 【影響予測、保全対策の検討】

  • 重要な生息・生育地を保全し開発や活動を支援
  • 適切な植生管理や外来種の駆除などを行い生息・生育地の環境を保全

科学的知見の充実 【移植などの技術開発】

  • 希少種の生態、分布、個体数などの基礎を収集・分析
  • 保全の有効性を検証し適切な管理

意識啓発と地域住民との協働【保全措置後の維持管理やモニタリング】

  • 地域住民の理解と参加を得るための丁寧な説明と対話
  • 地域の伝統的な自然利用と対立しない保全策の検討

人材育成と体制づくり 【環境教育】

  • 次世代を担う子供たちへの環境教育の充実
  • 関係機関や研究者、NGOなどが連携できる体制を構築