コウモリ類調査
バットストライク低減のため、コウモリ類の生息状況等の適正把握は非常に重要です。
コウモリ類は超音波を利用して、コミュニケーションや定位を行っています。コウモリ類が発する超音波は主に20kHz以上となっており、人間の可聴周波数帯は、0.02kHz~20kHzくらいのため、ほとんど聞くことはできません。そのため、バットディテクター(コウモリ探知機)を用いて、超音波を検出・生息の有無の確認を行なったり、個体を捕獲して種の識別をしたりして、コウモリ類の生息状況を把握します。
バットディテクター調査
生息状況の把握【いる・いない・どこに?】
バットディテクターを用いた任意踏査・高所録音等により、コウモリ類のいる・いない やおおよその種の絞り込みなどを行います。
取得データの解析
周波数帯やピッチ(秒あたりのパルス数)により、種や採餌等の行動内容 がおおよそわかります。
捕獲調査
生息状況・生息種の把握【どこに・どんな種が?】
かすみ網やハープトラップ等により、コウモリ類を捕獲して種の識別をします。 必要に応じて、種の生態に合わせた保全対策の検討 を行います。
※コウモリ類の捕獲には、各種の法令に従った許可申請手続きが必要です。